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BMIの計算方法と標準体重|肥満度の判定基準をやさしく解説

BMIは「体重kg÷身長mの2乗」で計算できます。計算例、日本肥満学会とWHOの判定基準の違い、BMI22を使った標準体重の求め方、BMIの限界まで表を使ってやさしく解説します。

健康診断の結果を見たときや、体重の変化が気になったときに「BMI」という言葉を目にする方は多いと思います。数字は書かれていても、どうやって計算するのか、どこからが「肥満」なのかがよくわからない、という声は少なくありません。

この記事では、BMIの計算式と具体的な計算例、日本とWHO(世界保健機関)の判定基準の違い、標準体重の求め方をまとめます。あわせて、BMIだけではわからないことや、計算をすばやく済ませる方法もご紹介します。

BMIとは?体格をはかる世界共通のものさし

BMIは「Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス)」の略で、日本語では「体格指数」と呼ばれます。身長と体重の2つだけで計算でき、身長の違う人どうしでも同じものさしで体格を比べられるのが特徴です。

体重だけを見ると、背の高い人ほど重くなるのは当然なので、「重い=太っている」とは言えません。BMIは身長の影響をならすことで、「身長のわりに体重が多いか少ないか」を一つの数字で表します。健康診断や特定健診(40〜74歳を対象とした、生活習慣病予防のための健診)でも使われている、なじみのある指標です。

BMIの計算式と計算例

BMIの計算式はとてもシンプルです。

BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)

ポイントは、身長をセンチではなくメートルに直してから計算することです。170cmなら1.70m、158cmなら1.58mとして使います。

計算例1:身長170cm・体重65kgの場合

  1. 身長をメートルに直します:170cm → 1.70m
  2. 身長を2乗します:1.70 × 1.70 = 2.89
  3. 体重を割ります:65 ÷ 2.89 = 約22.5

この方のBMIは約22.5です。

計算例2:身長158cm・体重50kgの場合

  1. 158cm → 1.58m
  2. 1.58 × 1.58 = 約2.50
  3. 50 ÷ 2.50 = 約20.0

BMIは約20.0になります。

手計算でもできますが、小数の2乗や割り算でまちがえやすいのが難点です。とくに身長を「cm」のまま計算してしまうと、まったく違う数字が出てしまうので注意しましょう。

判定基準:日本肥満学会とWHOの違い

計算したBMIを「やせ」「普通」「肥満」などに分けるのが判定基準です。日本では日本肥満学会の基準が、国際的にはWHOの基準がよく使われています。

BMI 日本肥満学会の判定 WHOの判定
18.5未満 低体重 低体重(Underweight)
18.5以上25未満 普通体重 普通体重(Normal range)
25以上30未満 肥満(1度) 過体重(Pre-obese)
30以上35未満 肥満(2度) 肥満Ⅰ度(Obese class I)
35以上40未満 肥満(3度) 肥満Ⅱ度(Obese class II)
40以上 肥満(4度) 肥満Ⅲ度(Obese class III)

いちばん大きな違いは、BMI25〜30未満の扱いです。WHOの基準ではこの範囲を「過体重(肥満の手前)」とし、30以上を「肥満」としています。一方、日本肥満学会では25以上をすでに「肥満」と判定します。

日本の基準が厳しめになっているのは、日本人を含むアジアの人たちは、欧米の人たちと比べてBMIがそれほど高くなくても、健康上の問題が起こりやすい傾向があると考えられているためです。同じBMI27でも、日本の基準では「肥満(1度)」、WHOの基準では「過体重」となるので、どちらの基準で判定した結果なのかを確認しておくと安心です。

なお、日本肥満学会では「肥満」と、治療が必要な病気としての「肥満症」を分けて考えています。BMIが25以上というだけで病気と決まるわけではありません。

標準体重(BMI22)の求め方

健康診断などでよく見る「標準体重」は、BMIが22になる体重のことです。BMI22は、日本肥満学会が標準体重の目安として用いている値です。

標準体重(kg)= 身長(m) × 身長(m) × 22

先ほどの身長170cmの方なら、1.70 × 1.70 × 22 = 約63.6kgが標準体重になります。

身長ごとの標準体重と、日本肥満学会の「普通体重(BMI18.5以上25未満)」にあたる体重の範囲をまとめると、次のようになります。普通体重の上限はBMI25のすぐ手前(24.99)で計算し、小数第1位まで示しています。DeftivoのBMI計算で表示される範囲も同じ計算方法です。

身長 標準体重(BMI22) 普通体重の範囲(BMI18.5以上25未満)
150cm 約49.5kg 約41.6kg〜56.2kg
155cm 約52.9kg 約44.4kg〜60.0kg
160cm 約56.3kg 約47.4kg〜64.0kg
165cm 約59.9kg 約50.4kg〜68.0kg
170cm 約63.6kg 約53.5kg〜72.2kg
175cm 約67.4kg 約56.7kg〜76.5kg
180cm 約71.3kg 約59.9kg〜81.0kg

標準体重は「この体重でなければいけない」という目標値ではなく、あくまで目安の一つです。普通体重の範囲にはかなりの幅があるので、標準体重ぴったりにこだわる必要はありません。

BMIを計算する方法の比較

BMIを出す方法はいくつかあります。それぞれの特徴を比べてみましょう。

方法 手軽さ 特徴
手計算・電卓 △ 道具がなくてもできるが、単位の変換や小数の計算でまちがえやすい
体組成計(BMIを表示できる体重計) ○ 乗るだけで表示されるものが多いが、機器を持っている必要がある
健康管理アプリ ○ 記録を続けやすいが、インストールや登録が必要な場合がある
Webの計算ツール ◎ ブラウザですぐ使える。サービスによって入力内容の扱いは異なる

DeftivoのBMI計算は、入力した数字をブラウザの中だけで計算するしくみです。身長や体重がサーバーに送られることはなく、登録も不要で、無料で使えます。

DeftivoでBMIを計算する手順

DeftivoのBMI計算ツールの使い方は次のとおりです。

  1. 身長(cm)と体重(kg)を入力します。
  2. 判定基準(「日本肥満学会」または「世界保健機関(WHO)」)を選びます。最初は日本肥満学会が選ばれています。
  3. BMI、判定、普通体重の範囲を確認します。

身長はセンチのまま入力できるので、メートルに直す手間はかかりません。判定基準を切り替えれば、同じBMIが日本の基準とWHOの基準でどう判定されるかもすぐに比べられます。

注意点:BMIだけではわからないこと

BMIは手軽で便利な指標ですが、身長と体重しか使っていないため、わからないこともたくさんあります。

  • 筋肉量の違い:筋肉は脂肪より重いため、スポーツをしていて筋肉の多い人は、体脂肪が少なくてもBMIが高く出ることがあります。反対に、BMIが普通でも体脂肪が多い場合もあります。
  • 脂肪のつき方:同じBMIでも、おなかまわりに脂肪がつきやすい人とそうでない人がいます。健診では腹囲(おへその高さのウエスト)もあわせて測られます。
  • 年齢:BMIの計算式は大人向けで、成長途中の子どもには別の指標が使われることが一般的です。また、高齢になると筋肉量が変わるため、同じBMIでも意味合いが変わることがあります。年齢を正確に確かめたいときは年齢計算も便利です。
  • 妊娠中:妊娠中は体重が増えるのが自然なので、通常の判定基準はそのまま当てはまりません。体重管理については、かかりつけの医師や助産師の指示にしたがいましょう。

BMIの結果は、あくまで体格の目安であり、病気かどうかを診断するものではありません。数値が気になるときや、体調に不安があるときは、自己判断せずに医療機関に相談してください。

上手に使うためのコツ

  • 同じ条件で測る:体重は1日の中でも変わります。朝起きてトイレのあと、食事の前など、測るタイミングをそろえると変化がわかりやすくなります。
  • 一度の数字より流れを見る:1回のBMIで一喜一憂するより、数週間〜数か月の変化をゆるやかに見るほうが参考になります。
  • 基準をそろえて比べる:過去の結果と比べるときは、日本肥満学会とWHOのどちらの基準を使ったかをそろえましょう。

よくある質問

BMIはどのくらいの数値なら普通ですか?

日本肥満学会の基準では、BMI18.5以上25未満が「普通体重」です。WHOの基準でも、18.5以上25未満が普通体重の範囲とされています。ただし、これは体格の目安であり、健康状態そのものを表すものではありません。

標準体重より重いと、すぐにやせたほうがいいのでしょうか?

標準体重はBMI22にあたる体重で、目安の一つにすぎません。普通体重の範囲には幅があり、標準体重を少し上回っていても普通体重に入ることはよくあります。体重を減らすべきかどうかが気になる場合は、医療機関で相談するのが安心です。

筋トレをしているとBMIが高くなるのはなぜですか?

BMIは身長と体重だけで計算するため、体重が脂肪によるものか筋肉によるものかを区別できません。筋肉量が多い人は、体脂肪が少なくてもBMIが高めに出ることがあります。体の中身を知りたいときは、体脂肪率など別の指標もあわせて見ると参考になります。

子どもでもBMIの計算式を使えますか?

計算すること自体はできますが、大人向けの判定基準をそのまま子どもに当てはめることはできません。子どもは成長とともに体格が大きく変わるため、年齢や性別に合わせた別の指標が使われるのが一般的です。気になる場合は、学校の健診結果や小児科で確認しましょう。

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