PDFにページ番号を入れる方法|表紙を除いて番号を振る
報告書や提出書類のPDFにページ番号を入れる方法を解説します。表紙を飛ばす設定、開始番号、位置や形式の選び方、結合・並べ替えとの正しい順番まで、ブラウザだけでできる手順で紹介します。
報告書や企画書、役所や学校への提出書類をPDFで作ったとき、「ページ番号を入れてください」と言われることがあります。WordやExcelで作った元のファイルが手元にあれば作り直せますが、受け取ったPDFや、スキャンした書類、複数のファイルをまとめたPDFだと、元に戻って番号を入れるのは手間がかかります。
ページ番号があると、会議で「5ページの表を見てください」と言えたり、印刷したあとに順番がばらばらになっても並べ直しやすくなったりします。この記事では、PDFにあとからページ番号を入れる方法を、表紙を除いて番号を振るやり方や、作業の順番の考え方とあわせて説明します。
ページ番号が必要になる主な場面
ページ番号は「あれば便利」なだけでなく、提出先から求められることも多いものです。よくある場面を挙げてみます。
- 社内の報告書や会議資料:参加者が同じページを開いて話を進めるため
- 大学のレポートや卒業論文:提出要項で番号の位置まで決められていることがある
- 役所や取引先への提出書類:枚数の確認や、抜けがないかのチェックのため
- 見積書や契約関係の資料:何ページ目のどの項目かを正確に伝えるため
特に、表紙が付いている書類では「表紙には番号を入れず、本文の1枚目を1ページとする」という決まりがよくあります。このあとで説明する「表紙を飛ばす」設定が役に立つのは、こうした場面です。
ページ番号を入れる方法の比較
PDFにページ番号を入れる方法はいくつかあります。それぞれの特徴を表にまとめました。
| 方法 | 向いている場面 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 元のWord・Excelなどで番号を入れてPDFに出力し直す | 元のファイルが手元にあり、まだ編集する予定がある | 受け取ったPDFやスキャンした書類には使えない |
| PDF編集ソフト(パソコンにインストールするもの) | PDFを日常的に細かく編集する | 有料のものが多く、インストールが必要 |
| アップロード型のオンラインツール | ソフトを入れずにすぐ済ませたい | ファイルを外部のサーバーに送る方式 |
| Deftivo(ブラウザ内で処理) | ソフトを入れず、ファイルを外に出したくない | 番号は数字の形式のみ(「1ページ」のような日本語表記は不可) |
元のファイルから作り直せるなら、それがいちばん自然な仕上がりになります。一方で、「手元にはPDFしかない」「何本ものPDFをまとめて1つにした」という場合は、PDFに直接番号を入れるほうが早く済みます。
社外秘の資料や個人情報を含む書類を扱うときは、ファイルをどこかに送る必要があるかどうかも判断材料になります。Deftivoはファイルをアップロードせず、お使いのブラウザの中だけで処理するので、手元のパソコンやスマートフォンからファイルが出ていきません。
作業の順番:先に結合・並べ替え、最後に番号
ページ番号を入れるときにいちばん大切なのは、作業の順番です。番号は「その時点でのページの並び」に合わせて振られるので、あとからページを足したり入れ替えたりすると、番号がずれてしまいます。
おすすめの順番は次のとおりです。
- 表紙、本文、資料編など、別々のPDFを1つにまとめる(結合)
- ページの順番を整え、いらないページを取り除き、横向きのページを回転する(並べ替え)
- 最後にページ番号を入れる
たとえば、表紙と本文を別々のファイルで作っていたなら、まずPDF結合ツールで1つのファイルにします。手順は、PDFファイルを2つ以上選ぶか画面にドロップし、↑↓ボタンでファイルを並べたい順番に入れ替えてから「PDFを結合」ボタンを押し、できたPDFをダウンロードするだけです。
次に、ページの順番を細かく直したいときや、白紙のページを抜きたいときはPDFページ並べ替えツールを使います。PDFを選ぶとすべてのページのサムネイル(縮小画像)が表示されるので、ページをドラッグするか、←→ボタンで順番を入れ替えます。↻でそのページを回転、✕でそのページを除外でき、最後に「PDFを保存」を押せば完了です。
ここまで済ませてから番号を入れれば、「番号を入れたあとでページを1枚抜いたら、途中から番号が飛んでしまった」という失敗を防げます。
位置と形式の選び方
ページ番号は、どこに、どんな形で入れるかによって、書類の印象が変わります。
位置の考え方
ページ番号の位置は、一般的にはページの下側に置くことが多く、中央か右寄せがよく使われます。迷ったときは次のように考えると決めやすくなります。
- 下の中央:報告書やレポートなど、もっとも一般的な書類向け。左右どちらから見ても目に入りやすい
- 右下:資料をめくりながら番号を探すことが多い場合に見つけやすい
- 左下:右下にロゴや押印欄があって、番号が重なりそうなとき
- 右上:ページの下に表や注釈がぎっしり入っていて、番号が重なりそうなとき
提出先に指定がある場合は、必ずその指定に合わせてください。Deftivoでは、「下・中央」「下・右」「下・左」「上・右」の4つから位置を選べます。
形式の違い
Deftivoで選べる番号の形式は、次の4つです。
| 形式 | 表示の例 | 向いている書類 |
|---|---|---|
| 1 | 1、2、3… | もっともシンプル。ほとんどの書類に合う |
| 1 / 10 | 1 / 10、2 / 10… | 全体の枚数も伝えたい資料。抜けがないか確認しやすい |
| - 1 - | - 1 -、- 2 -… | 番号を少し目立たせたい、きちんとした印象にしたい書類 |
| p. 1 | p. 1、p. 2… | 参考資料や講義ノートなど、ページ番号だとはっきり示したい資料 |
「1 / 10」の形式は、提出書類や配布資料で「全部で何枚あるか」がひと目でわかるので、受け取った側が枚数をチェックしやすくなります。一方、ページ数が多い論文などでは、シンプルな「1」の形式のほうがすっきり見えます。
なお、Deftivoは「1ページ」「第1頁」のような日本語の文字を含む表記には対応しておらず、数字と英字の記号を使った上の形式のみです。日本語の表記がどうしても必要な場合は、元のWordなどのファイルで番号を設定してからPDFにする方法を選んでください。
表紙を飛ばす設定と開始番号
表紙付きの書類で多いのが、「表紙には番号を入れたくない」という要望です。Deftivoでは、「1ページ目(表紙)には付けない」にチェックを入れると、1ページ目だけ番号を付けずに済みます。
あわせて、開始番号も決められます。この2つを組み合わせると、次のような使い分けができます。
| やりたいこと | 1ページ目(表紙)に番号 | 開始番号 |
|---|---|---|
| 表紙から1、2、3…と通しで番号を振る | 付ける | 1 |
| 表紙には番号を出さず、本文を1から振る | 付けない | 1 |
| 表紙も1ページと数え、本文を2から振る(表紙には表示しない) | 付けない | 2 |
| 前の冊子の続きとして、途中の番号から始める | 必要に応じて | 例:21 |
表紙を飛ばしたときに、本文の1枚目を「1」にするか「2」にするかは、提出先のルールによって違います。「表紙も1ページと数えるが、番号は表示しない」という決まりもあれば、「本文の最初を1ページとする」という決まりもあります。開始番号を変えて、どちらにも合わせられるようにしておくと安心です。
また、分冊した資料の2冊目など、途中の番号から始めたいときにも開始番号が役立ちます。
Deftivoでページ番号を入れる手順
準備ができたら、PDFページ番号挿入ツールで番号を入れます。手順は次のとおりです。
- PDFファイルを1つ以上選ぶか、画面にドロップします。
- 位置・形式・サイズ(小・中・大)を選びます。
- 開始番号を入力し、表紙に番号を付けない場合は「1ページ目(表紙)には付けない」にチェックを入れます。
- 「ページ番号を追加」を押し、できあがったファイルをダウンロードします。
処理はブラウザの中で行われるので、ファイルをどこかに送る必要はありません。ダウンロードしたら、PDFを開いて番号の位置や数字が思ったとおりになっているかを確認しましょう。
注意点とコツ
ページ番号をきれいに入れるために、いくつか気をつけたい点があります。
- 元のファイルは残しておく:番号を入れたあとで修正が必要になることもあるので、番号を入れる前のPDFは別に保存しておくと、やり直しが簡単です。
- 本文と重ならないか確認する:ページの端ぎりぎりまで文字や表がある書類では、番号が本文に重なることがあります。位置やサイズを変えて調整してください。
- サイズは控えめに:番号が大きすぎると本文より目立ってしまいます。本文の文字と同じくらいか、少し小さめが読みやすくなります。
- 横向きのページは先に回転する:横向きのページが混じっている場合、並べ替えツールで向きをそろえてから番号を入れると、番号の位置がそろって見えます。
- 最後に全ページを確認する:特に表紙を飛ばす設定と開始番号を組み合わせたときは、本文の1枚目が意図した番号になっているかを必ず確かめましょう。
よくある質問
表紙だけでなく、目次のページにも番号を付けたくない場合はどうすればいいですか?
Deftivoで番号を付けないように設定できるのは、1ページ目(表紙)だけです。表紙と目次の両方を除きたい場合は、表紙・目次と本文を別のPDFに分けておき、本文だけに番号を入れてから、最後に結合する方法があります。
スキャンした書類のPDFにもページ番号を入れられますか?
はい、スキャンしたPDFにも番号を入れられます。ただし、紙の端に影や汚れが写っていると番号が見えにくくなることがあるので、位置やサイズを選ぶときに、番号が読みやすい場所かどうかを確認してください。
「1ページ」や「P.1」のような表記にできますか?
「P.1」に近い「p. 1」の形式は選べます。対応している形式は「1」「1 / 10」「- 1 -」「p. 1」の4つで、「1ページ」のような日本語の表記は選べません。日本語の表記が必要な場合は、元のWordなどのファイルでページ番号を設定し、PDFに出力し直す方法がおすすめです。
番号を入れたあとでページを追加したら、番号がずれてしまいました。
ページ番号はPDFに直接書き込まれるため、あとからページを足したり並べ替えたりしても自動では振り直されません。番号を入れる前のPDFを使って、結合や並べ替えを済ませてから、もう一度番号を入れ直してください。